Designデザイン

エントランス外観写真

金沢の伝統美を現代的に昇華。

本プロジェクトは、金沢の街に息づく街並みや自然、工芸などの伝統美を採り入れ、
モチーフ・色彩・素材などを現代的な住まいへと昇華させることをデザインの軸としています。

ひがし茶屋街(約1,900m)

この街の表玄関に描く、
洗練の佇まい。

接道面の壁面形状を工夫し、開口プロポーションを整え、
天然の貝、砂、石の持つ素材感を融合させた塗材を
左官によって施しました。

建物外観写真
エントランス外観写真

マテリアルを厳選し、
豊かな表情を創出。

金沢町家の特徴である格子と木虫籠、伝統工芸の和紙を表現した、
開放的なラウンジ空間。

ウレタンコーティングした和紙、木、御影石を用いたアートベンチや、間接光の柔らかな照明と、空間の質を整える「光壁」を配することで工芸的な設えを感じさせる空間としています。窓面には金沢町家の特徴である格子、木虫籠をあしらった化粧ルーバーを設け、道路からの視線を遮るとともに、ベンチからは四季折々の植栽が楽しめます。

ラウンジ写真

四季の植栽と伝統文化を楽しむ開朗の間─

エントランス・アプローチへ面する部分には地窓的なスリット開口を設け、外には石庭を演出。植栽は金沢を象徴する「紅梅」に加え、春は柔らかな白い花、夏は涼しげな青葉、秋には紅葉を楽しめる「イロハモミジ」を効果的にレイアウトしました。

拡大してご覧いただけます

金沢の象徴、紅梅を始めとする四季折々の植栽を随所に。

1991年、野生司環境設計を設立。(社)東京都建築士事務所協会 理事。銀座久兵衛本店(1994年東京建築賞 優秀賞)、東邦音楽大学グランツザール(2006年東京建築賞)、特別養護老人ホーム 青葉ヒルズ(2012年日本デザイン振興会主催 グッドデザイン賞)など多数受賞。

※掲載の建物外観写真・現地写真は、2022年11月に撮影したものです。
※掲載の素材写真の色合い等は実際とは多少異なります。また、採用素材は施工上の都合により変更になる場合があります。
※掲載の敷地配置イラストは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。植栽は、特定の季節やご入居時の状態を想定して描かれたものではありません。
※掲載の植栽写真は全て参考写真です。植栽は計画段階のものであり、樹種等が変更になる場合があります。
※掲載の環境写真は2021年4月に撮影したものです。